デンソー期間工

デンソー期間工の給与条件や仕事内容

数ある自動車関連の期間工求人の中でも特に人気があって、期間工の求人の中では合格率が低い事で知られています。僕もデンソーの期間工で働いていましたが、他のメーカーの期間工として働いた時は、デンソーに落ちてこっちに来たという人も結構いた印象です。

デンソー期間工の給与やその他待遇や仕事内容などを紹介していきます。

デンソー期間工の給与条件

デンソー期間工の主な給与内訳

①日給

②満了報奨金・慰労金

③時間外手当・交代勤務・深夜割増など各種手当

特殊な手当などもありますが、基本的にはこの3つで構成されます。

デンソー期間工の日給

1直(昼勤のみ)・2組2交代(昼夜2交代)

日給9900円~11200円 (1直、2組2交代)

1年目 9900円

2年目 10900円

3年目 11200円

経験者で過去に2・3回満了の場合は1年目が10400円で4回以上満了で10700円。

3組2交代

1年目 11900円

2年目 12900円

3年目 13200円

経験者で過去に2・3回満了の場合は1年目が12400円で4回以上満了で12700円。

長く続けると少しずつ日給が上がっていく形です。残業代や深夜割増も日給から時間給を割り出して、割増賃金を計算するので日給が上がっていくと手当も上がっていくので月給が増えていきます。新たに入社する時も過去に経験があると、1年目から日給が高い状態から始める事ができます。

昼勤のみの1直や2直の交代勤務の場合は5勤2休でこの日給ですが、4勤3休の3組2交代になってくると日給が+2000円になります。ただしその分だけ一回の出勤での労働時間が増えるので、月単位では給与が上がるわけではありません。

満了報奨金・慰労金

慰労金

~4ヶ月 700円 5ヶ月 1000円 6ヶ月 1500円

10ヶ月 1900円 11ヶ月~ 2000円

※1出勤あたり

満了報奨金

6ヶ月  1000円

12ヶ月  2500円

※1出勤あたり

この慰労金と満了報奨金というのは6ヶ月の契約が終わったタイミングでまとめて貰えるので、期間工のボーナスみたいなものですね。実際は慰労金と満了報奨金で構成されますが、期間工の間ではまとめて「満了金」と呼ばれる事が多いと思います。

両方とも出勤日数あたりで加算される形になっているので、3組2交代となると半年で20日ほど出勤日数が減るので、その分だけ満了報奨金も慰労金も減少します。入社12ヶ月以上になると1日あたり満了報奨金と慰労金で4500円加算されるので、9万円から10万円ほど満了金が減る計算になります。

では3組2交代だと年収換算で20万円近く損になるのかと言うと、そうではありません。3組2交代だと当然交代勤務になるわけですが、交代勤務によって貰える手当が2組2交代よりも多めに貰えるようです。そのため3組2交代でも月収が増える分だけ同じ残業時間なら、年収で2組2交代と同じくらいの収入になるようです。

時間外手当・交代勤務手当・深夜割増

時間外手当(残業代)

日給から割り出した時間給×1.30%

休日出勤の場合は×1.45%

深夜割増・交代勤務手当

22時から5時までは時間給×0.30%が支給される

交代勤務手当 約4500円ほど

残業代や深夜割増は本来の給与に決められた割合で加算される仕組みです。つまり日給が上がる事で時間給も高くなるので、残業代も深夜割増の金額も少し高くなります。

交代勤務手当に関してはデンソーの募集要項にも具体的な金額が明記されていませんが、僕の経験上では夜勤1回あたりで4500円ほど支給されています。深夜割増に関してはその人の日給によって変わるので、一律ではないですが夜勤1回あたりで約2500円ほどになります。そうなると夜勤1回あたりで基本の日給+約7000円ほどの給与が受け取れます。

ただし月20日出勤でも昼勤10日で夜勤10日にならない月もあるので、固定で70000円くらい入る訳ではありません。とは言え逆に夜勤が多い月もあるので、年間で考えれば夜勤があるだけで月収が約70000万円ほど上がると考えて良いでしょう。

これが3組3交代になると手当が増えるので2組2交代よりも同じ残業時間なら、月給が高くなるようです。ただし満了金のところでも書いたように満了報奨金と慰労金が減るので、年収では差が出ないという事です。

このあたりは同じように交代勤務をやっているのに、3組2交代か2組2交代かで年収に差が出ないように会社が配慮しているのだと思われます。

デンソー期間工の勤務時間帯

デンソー期間工の勤務帯はいくつもありますが、メインは①~③の3つの勤務帯です。

①1直(昼勤のみ)

②2組2交代(昼夜2交代)

③3組2交代

④3組3交代

⑤広瀬工場連続2交代

④と⑤もある上に厳密にはこの5つ以外にもあります。とは言え1直、2組2交代、3組2交代が基本になるので、広瀬工場勤務以外は①~③になる可能性が高いという認識で良いと思います。

1直勤務(昼勤のみ)

月曜から金曜日(7時間50分勤務・年間休日121日)

8:40分から17:15分(休憩45分)

2組2交代(昼夜2交代)

月曜日から金曜日(7時間50分勤務・年間休日121日)

昼勤 8:40分から17:15分(休憩45分)

夜勤 19:55から4:45分 (休憩45分)

1週間ごとに昼勤と夜勤が交代する勤務帯です。夜勤に関しては基本的にこの時間が多いですが厳密には他にも勤務形態があるので、職場によっては少し早く始まったりする職場もあるかもしれません。しかし基本的に2組2交代の職場はこの時間帯で仕事をしているはずです。

3組2交代

4勤3休(9時間30分勤務・年間休日約160日)

日月火水木金土 日月火水木金土 日月火水木金土

※夜夜夜夜※※ ※昼昼※※夜夜 ※※※昼昼昼昼

昼勤 8:40分から19時10分(休憩60分)

夜勤 19:10分から5:40分(休憩60分)

(19:40から6:10分)

4勤3休で変則勤務になります。3週で1サイクルになる中で12出勤9休なので出勤回数が減るのは楽ですが、その分だけ1日がどうしても長くなります。夜勤に関しては基本的には19:10分から始まるところが多いですが19:40分からの職場もあります。

3組3交代

日月火水木金土 日月火水木金土 日月火水木金土

休前前前前前前 休後後後後後休 休中中中中中休

(前=前番 中=中番 後=後番 休=休日)

前番 7:10から16:00(休憩45分)

中番 14:05から22:40(休憩45分)

後番 22:35から7:25(休憩60分)

正直言って3組3交代をやってる職場を見たことがないのと、一緒の職場の人の中でも3組3交代をやった経験があるという人に出会った事がないので、デンソーで3組3交代はほぼないのではないかと思います。

3週で前番週だけが週6勤務になりながら、勤務時間が長い番があったり短い番があったりします。しかも前番と中番は勤務が被る時間帯があって、休憩の取り方も複雑っぽいです。まぁほぼないと思うので、これからデンソーの期間工を考えている人はこういうのもあると認識しておけば良いと思います。

広瀬工場連続2交代勤務

1直 6:25から15:05

2直 16:00から0:40

デンソーは2020年からトヨタ自動車の広瀬工場を取得して、デンソー広瀬製作所を新しく立ち上げています。どういう事情かは詳しく分かりませんが、広瀬工場ではトヨタ自動車の夜勤の勤務帯である16:00から0:40分を採用しているようです。

年間休日等は121日で変わらないと思いますが、深夜割増が少し減りそうですね。

デンソー期間工の勤務地

本社(愛知県刈谷市) 広瀬工場(愛知県豊田市)

安城製作所・高棚製作所(愛知県安城市)

西尾製作所・善明製作所(愛知県西尾市)

幸田製作所(愛知県幸田町) 豊橋製作所・豊橋東製作所(愛知県豊橋市)

大安製作所(三重県いなべ市) 湖西製作所(静岡県湖西市)

 

配属先に関しては最終的には会社が決定しますが、面接時に第1希望、第2希望の勤務地を指定できます。

少し古いデンソー期間工に関する記事を見ると阿久比製作所や池田製作所と記載していたりしますが、阿久比製作所と池田製作所は廃止されたり子会社が入ったりして現在は期間工の受け入れはないです。

本社に関しては期間工もいるようですが、公式の募集サイトに現在は書いてないのでもしかすると現在は本社工場には期間工が配属される事はないかもしれません。ただしはっきりしないので、本社工場でどうしても働きたいという人は直接問い合わせをしてから応募すると良いかと思います。

デンソー期間工の寮

デンソー期間工の寮は基本的に他社の期間工の寮よりも良いとは言えません。一部ワンルームを与えられる寮もありますが、基本的には3LDKや4LDKの部屋に最大で3人もしくは4人で相部屋で住む事になります。

西尾製作所の青雲寮と安城製作所の啓和寮はワンルームが与えられえるので、当たり寮と言われています。もちろん西尾製作所や安城製作所に配属されたからといって、この寮に入れる事が確定ではないです。

しかもワンルームでも風呂とかトイレとかは共用になるようです。ちなみに僕は相部屋式の寮にしか入った事がないです。相部屋式の寮ではトイレ、キッチン、冷蔵庫が共用。風呂は同じ部屋の4人だけでなく、寮全体で使う大浴場です。

寮への車の持ち込み

最初は寮への自動車の持ち込みは禁止です。しかし入社から6ヶ月経過すると持ち込みが可能になりますが、そのタイミングで駐車場に空きがなかった場合は不可能です。持ち込んだ自動車はプライベートでは自由に使う事ができますが、通勤時は寮に来る会社バスを使わないといけません。

各製作所の駐車場も無限にあるわけではないので、寮に入っている人は会社バスで来て欲しいという事だと思います。

寮の門限や禁止事項

寮によって少しずつルールが違うかもしれませんが、僕が入っていた寮では門限はなかったですし、他の寮でも門限があるという話は聞いたことがないので、寮に門限みたいなものはないと思われます。そもそも2交代や変則勤務もあるので、門限なんか設定したら管理する方が大変です。

寮のルールは細かいものまで全部挙げだすと大変ですが、代表的なものだと人を呼ぶのはNGです。友達や彼女とかは連れ込んでバレたら退寮レベルの話になります。(個人的には連れ込みOKでも呼びたくない)

喫煙に関しては僕が寮にお世話になっていた時期は部屋で吸えましたが、製作所でもどんどん禁煙化が進んでいたので、現在はどうなっているか分かりません。流れ的には今後部屋の中で吸えなくなったり、敷地内でも禁止になる可能性もあるかと思います。

デンソー期間工の通勤方法

デンソー期間工は寮から通う人と自宅から通う人がいて、通勤方法が違ってきます。会社バスなどもありますが、このあたりは製作所によって変わってきます。

寮に入っている人の通勤方法

寮に入ってる人の通勤方法は寮に来る会社バスです。寮に持ち込んでいる車両では通勤できないので、嫌でもバス通勤になります。ちなみに黙って車とかバイクで行くと確実にバレて大変ですので、絶対に止めましょう。

と言うのも通勤に使う車両は全て登録制で会社が把握しているので、寮の人が寮に持ち込んでいる車両で通勤したら確実に見回りで発覚します。

寮に入っている期間工にとって大変なのは、休日出勤時に会社バスがない事です。僕が入っていた寮では用意がないだけで、もしかしたら他の寮では用意がある可能性もありますが、いろんな人の話を聞く限り基本的に通常出勤でなければ、会社バスは出ないようです。

では休日出勤の日は寮にある車やバイクで通勤して良いのかと言うとだめです。正直バスでないのに車やバイクで通勤したらダメと言われると、理不尽に思うかもしれませんがダメです。僕は休日出勤時は歩いて行ったり、同じ職場の人に迎えに来てもらっていました。振り返るとデンソー期間工の寮に入った時に一番困ったのが休日出勤時の通勤方法でしたね。

自宅通勤者の通勤方法

自宅から通勤する人の通勤方法は自由に選ぶことができます。自動車でもバイクでも良いですし、自転車や徒歩でももちろん大丈夫です。さらに製作所によってどの程度用意されているかは異なりますが、最寄りの主要駅から会社バスが出ているので、電車→会社バスという通勤方法もあります。

期間工でも通勤手当は出るので、通勤にかかる費用は心配いりません。

デンソー期間工の仕事内容

デンソー期間工の仕事は自動車部品の製造になりますが、デンソーは国内最大の自動車メーカーという事もあって製造している部品は多種多様です。挙げだしたらキリがないですが自動車部品を幅広く扱っている企業なので、カーエアコンのようなある程度大きい部品から電子部品など小さな製品まで様々です。

ある程度はスピードを求められますし負担はありますが、一部の組付けラインなどを除けば完成車のメーカーや部品メーカーと言っても車体やエンジン製造などを行っている企業と比べると、全体的に体にかかる負荷は少ないです。

実際に僕がデンソーで期間工を経験した時はキツいと言われるラインへの配属でしたが、他のメーカーでの仕事と比べると体を壊したり、体力的にギリギリの状態で仕事をするという事は少なかったです。

さらに怪我のリスクという面でもデンソーはリスクが低いと思います。どうしても鋳造品を製造していたり、エンジンや完成車の組付けになると扱う物の重量も上がってきて、不慮の事故も増えてきます。それと比べるとデンソーの場合は比較的安全な仕事が多かったという印象です。ただし工場での仕事は一歩間違えば怪我に繋がりますし、リスクが全くないわけではないので真面目に仕事に取り組む事は大切です。

デンソー期間工への応募方法

デンソー期間工は期間工の募集をしているメーカー各社の中でもかなり人気が高い為か、他のメーカーのように求人サイトや紹介会社に求人が載っていません。求人サイトや紹介会社を使うと費用がかかるので、メーカーとしては使いたくないのが本音でしょうが、使わないと人が集まらないくらいに人手不足が顕著な業界の中で公式サイトの採用ページからの応募がメインというのは、それだけデンソーの期間工は人気が高いという事の証明かもしれません。

沖縄県以外からの応募

他のメーカーだと紹介会社に求人があって、そこから入社するとメーカーが用意している入社祝い金と別に紹介会社からの祝い金も貰えるので、紹介会社経由の応募がおすすめですが、デンソーの場合はそれがないので直接応募する事になります。

※インディードには期間工の求人がありました。(入社祝い金などはなし)

https://www.denso.com/jp/ja/careers/your-opportunities/temporary/recruit.html

以前は全国各地で選考会を行っていましたが、現在は沖縄県を除くと東海地方と神奈川県と福岡県でだけ対面の選考会を行っています。新型コロナウィルスの感染拡大を期にweb面接が導入されて、今後はどうなっていくか分かりませんが対面選考がない地域の場合はウェブ選考に応募するのが良いと思います。

沖縄県からの応募

沖縄県からの応募の場合は少し特殊でハローワークでの紹介状が必要です。選考に関しては沖縄県は東海地方と同じで対面での選考がありますが、紹介状が必要なようなので採用ページで確認してください。

https://www.denso.com/jp/ja/careers/your-opportunities/temporary/recruit.html

デンソーに限らずですが自動車関連のメーカーの期間工には沖縄の方も多いので、実際に配属されると同じ沖縄出身の人が同じ職場にいるというのも珍しくないはずです。

デンソー期間工の選考会と面接

デンソー期間工の選考は1次選考→最終選考となっていますが、最終選考は入社手続きを兼ねているので、実質1次選考と言われているものが採用選考になります。入社日が最終選考となってるのは、正式な入社は入社日に健康診断等を行ってからになるからです。

面接を行うのも1次選考で最終選考では健康診断をパスできなかったりする一部の人が入社できないという事です。デンソー期間工の面接や配属までの流れは他の記事でまとめているので、そちらをご覧ください。

デンソー期間工に採用されてから配属まで

デンソーの期間工は選考を受けてから合否が届くまで1週間ほどで、そこから最終選考を兼ねた入社初日まで2週間から3週間ほどです。そのため選考から入社初日まで1ヵ月ほど時間が空くこともあるので、その間の生活費を考えておかないといけません。

寮に入る場合

1日目

寮に入る場合は入社日の前日に刈谷市内の寮に全員集められる事になります。この日は入寮だけなので、注意事項を説明されるだけで特に何もありません。翌日に備えて早く寝るくらいしかやる事はありませんが、夕方から近くのパチンコ屋に行っていた猛者もいましたね。

2日目

二日目はバスに乗って刈谷市の本社に行きます。この日は健康診断や入社書類の確認などがあって、最終選考を兼ねていますが給与が発生します。この日の入社書類の提出や健康診断をパスすると正式に入社になって、夕方あたりに配属される製作所や寮が分かります。

3日目

仮の寮を出て入寮する寮ごとにバスに乗って入寮する寮に向かいます。入寮して午後からは配属される製作所での研修になります。

4日目

午前中は製作所で研修を行ってそのまま配属される職場に案内してもらえるはずです。その日のうちに直属の上司になる職制と顔を合わせて、職場の説明をしてもらえると思います。配属先にもよりますが、初日から早速工程で練習始めてる場合もありました。

5日目

この日からは通常通りに出勤となって、少しずつ仕事を覚えていく事になります。

自宅からの通勤の場合

1日目

自宅通勤の場合は初日に刈谷市の本社で健康診断と書類提出などをして、正式に採用となります。配属先は健康診断等をパスすればこの日のうちに知らせれるので、翌日はその製作所にいく事になります。

2日目

この日は配属先の製作所に行って製造部ごとに研修を受ける事になります。この日は1日研修になって、翌日も午前中は同じように研修になります。

3日目

この日も2日目と同じ場所で研修になりますが、午後には研修も終了して配属される職場に行きます。

4日目

この日から本格的に勤務が始まるので、仕事が覚えられるまでは大変ですが頑張りましょう。

入寮者と自宅通勤だと初日の本社での受け入れ前に仮の寮に集合するかしないかです。その後は大体同じような流れになりますが、製作所ごとに研修があるのでタイムスケジュールは少しずつ異なるかと思います。

デンソー期間工の社員登用制度

デンソーにも社員登用制度はあって、特に業績が良くて人手不足が深刻な時ほど社員登用の枠も増える傾向があります。2020年以降は社員登用試験は行われていても、採用数は絞られていたのではないかと思います。2019年以降の採用計画は公式サイトを探しても出てこないので分かりませんが、良い時は200人を超えるくらいの枠があるという事です。

デンソーの社員登用の人数や難易度

2016年 108人
2017年 175人
2018年 250人

※2016年、2017年は実績は実績見込み。2018年は計画。

2017年、2018年は採用人数が多いので意外と頑張れば社員になるのも難しくないのではないかと思うかもしれませんが、デンソーは期間工を募集しているメーカーの中でも企業規模が大きくて期間工も多いので、志望者の人数から考えると社員登用される人の数は決して多くありません。

しかも200人前後の採用は特に多い時というだけで、平均でこのくらいの人数を採用しているわけではありません。2016年から2018年は3桁以上ですが、それ以前は100人以下だったので、やはりデンソーで社員になるのは難しいです。実際に周りで受けた人はたくさんいましたが、受からない人の方が圧倒的に多かったです。

複数回のフル満了をする中で何度も受けても合格できない人も珍しくありませんが、なかには一発で社員登用される人もいます。

デンソーの社員登用の条件

デンソーの社員登用を受ける条件は入社から6ヶ月以上経過している事です。

6ヶ月以上なので1度目の契約更新を行えれば社員登用試験を受ける事が可能です。ネット上では年齢制限があるという情報も見かけますが、試験を受けるのに年齢制限はありません。しかし受けれるというだけで基本的には若い人が中心になるので、20代でも30代でも40代でも合格確率は同じと言う事はありません。

30代前半だと普通に合格した人がいましたが、30代後半になると急に減る印象です。ただし40代でも合格者がいるようで、職制から高い評価を受けて職属する課で全面的に推してもらえるような人なら可能性はあると言えます。

それでも20代の人が圧倒的に有利なので若いうちに挑戦するのが良いと思います。

デンソーの社員登用試験の流れ

デンソーの社員登用は1年に1回のペースで開催されます。以前は年2回の時期もあったので少し古い情報だと年2回となっているかと思いますが、現在は1回になっているようです。試験の内容は面接やSPI試験があります。

SPI試験を突破→工場ごとに面接→本社面接→社員として採用

という流れで工場ごとの面接で多くの人が落とされるので、本社面接に進める人はそれほど多くありません。そこから本社での面接に合格しないといけないとなると、やはり社員として採用されるところまでいくのは大変です。

SPI試験に関してはある程度勉強すればクリアできるので、デンソーで本気で社員登用を目指す人なら大体が受かってくるようです。

所属する職場の班長、係長、課長の評価は非常に重要なので実際に受かった人の努力を見ていると結構大変だな。というのが正直な感想ですがデンソーの社員の待遇は製造業の大手企業の中でもトップクラスなので、努力するだけの価値があると個人的には思います。

デンソー期間工まとめ

・給与水準が期間工の中でもトップクラス

・体の負荷が自動車部品メーカーの中でも軽い

・社員登用に積極的で待遇も良い

・寮が基本的に相部になる可能性が高い(特に男性)

・期間工の中では採用率が低い

デンソー期間工は数ある期間工を募集しているメーカーの中でもトップクラスの給与水準で、比較的体の負荷が少ない仕事が多くて女性比率も高いです。社員登用にも比較的積極的で、数あるメーカーの中でも社員になった後の待遇もかなり良いです。

デメリットとしては期間工を募集しているメーカーの中でも、人気が高くて期間工の求人にしては不採用になる事も多いという事です。採用率が低い以外には寮が相部屋の寮が多く存在するので、特に男性の場合は相部屋の寮になる可能性が高いです。(運が良ければワンルームタイプの寮に入れる)

総合的に評価すると自動車メーカーもしくは部品メーカーの期間工ならば、トヨタ自動車かデンソーかというくらいにおすすめです。


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